Kindle出版の印税は35%・70%|条件・計算方法と費用の考え方

【PR】この記事にはCanvaの広告リンクと、僕が提供する有料出版サポートへのリンクがあります。

KINDLE / 印税と出版準備

70%、だけで決めない。
条件と費用から、一冊を考える。

Kindle出版の印税には、適用条件があります。価格・販売先・配信方法を確認し、自分の一冊にかかる費用まで整理してみましょう。

公式情報の確認日:2026年10月19日。画面名や提供条件は変わる場合があるため、実際のアカウント表示と公式案内も併せて確認してください。

この記事の目次

Kindle出版の印税は35%・70%。条件と費用を分けて見ます

読者さん

Kindleで本を出すと、売上の70%がそのままもらえますか?

むねさんの梟アイコン
むねさん

70%は、条件を満たす販売に適用されるロイヤリティの選択肢です。価格、販売地域、KDPセレクトなどを確認し、税や配信コストも分けて見ましょう。売価にそのまま0.7を掛けるだけでは合わない場合があります。

自分の本を出して、収益も受け取れたらうれしいですよね。ただ、印税の割合だけを先に見ると、「どの条件で適用されるか」「本を作るために何がかかるか」が抜けてしまうことがあります。

このページでは、KDPで出版するKindle電子書籍を対象に、35%と70%の違い、現在の価格帯、計算の見方、Kindle Unlimitedで読まれた場合、費用を含めた判断を整理します。紙の本の印刷費やロイヤリティとは分けて読んでください。

僕は、最初から大きな収入を前提にするより、届けたい内容と、自分で準備できる範囲を決めてから始めるほうが進めやすいと思っています。登録できることと、収益が出ることは別なので、一冊の準備を具体的にしていきましょう。

出典:KDP公式「電子書籍の価格設定」(2026年10月19日確認)。

印税率だけでなく価格、販売先、配信条件と制作費を確認する梟むねさんの3コマ解説
印税を考えるときの確認順を漫画にしました。実際の収益画面ではなく、仕組みの説明です。

35%と70%は、どちらを選べばよいのでしょうか

まず、35%より70%のほうが数字が大きいから、どんな本でも70%にすればよい、とは考えないようにします。希望する価格、販売先、配信の条件などに、選べる条件を合わせて見ます。

日本、インド、メキシコ、ブラジルの読者への販売で70%を適用するには、対象の電子書籍をKDPセレクトに登録する必要があると公式に案内されています。価格の条件も満たす必要があります。70%を選択していても、対象外の地域への販売などでは同じ率にならない場合があります。

見る点35%の考え方70%の考え方
価格35%の価格要件を確認70%の価格要件を満たす必要がある
販売地域販売先ごとの条件を確認対象の地域・読者への販売かも確認
日本向け販売条件に沿って適用KDPセレクトへの登録も必要
配信コストロイヤリティ計算時に控除されない適用される配信コストを確認
収益の見方税などを考慮する税や配信コストなどを考慮する

出典:KDP公式「電子書籍の価格設定」(2026年10月19日確認)。

読みたい人が納得できる価格は何か、他の配信先も使いたいか、作品の形式や内容は何か。この順で考えると、選択の理由がはっきりします。率だけを先に決めて、内容や配信先を無理に合わせないほうがよいです。

また、70%だから35%の二倍の利益が確定する、という意味でもありません。価格や販売数、費用が違えば結果は変わります。同じ条件の試算なのかをそろえてから比べてみましょう。

価格帯は現在の公式表で確認します。古い上限に注意

読者さん

70%になる価格は、1,250円までと聞いたのですが?

むねさんの梟アイコン
むねさん

2026年10月19日に確認した公式表では、日本円の70%の価格帯は250円から1,650円です。以前の記事に書かれた上限を、そのまま現在の条件として使わず、設定前に公式表と自分の画面を確認しましょう。

KDPの価格条件は、通貨や販売地域、ロイヤリティの選択肢によって異なります。日本語で書いた本だから、すべての販売先が同じ円の条件になるわけではありません。日本向けの設定を見ているのかも確認してください。

確認日時点の日本円の価格表では、35%は99〜20,000円、70%は250〜1,650円と掲載されています。ただし、価格だけが合えばほかの条件も自動的に満たされる、という説明ではありません。販売地域やKDPセレクトなど、先ほどの条件も合わせて確認します。

出典:KDP公式「電子書籍の希望小売価格の要件」(2026年10月19日確認)。

価格を決めるときは、扱う内容、対象読者、類似する本との違いをメモします。文字数が多いから高い、短いから安い、と機械的に決めるより、読者が何を受け取れる本なのかを言葉にしてみてください。

一方で、何冊売れれば目標に届くかだけを逆算して価格を上げると、読者が求める内容と離れることがあります。試算は作業を考える材料にして、売れる冊数の約束として扱わないようにしましょう。

紙の本も出す場合は、電子書籍と印刷版の価格の関係など、追加の条件も確認します。単に電子版と紙版へ同じ価格を入力する前に、KDPの価格設定ページを読んでおくと進めやすいです。

印税の計算では、価格・税・配信コストを分けます

基本となる考え方は、35%では対象の価格から適用される税を考慮した金額に率を掛け、70%ではさらに適用される配信コストも考慮する、というものです。価格調整などの例外もあるため、実際の設定画面とレポートで確認します。

例えば、計算のために仮に税などを除いた対象価格を500円、配信コストを2円と置くと、70%の試算は0.7×(500−2)=348.6円です。これは仕組みを理解するための仮定であり、特定の本の確定受取額ではありません。実際にはKDPの計算や端数処理などがあります。

35%の同じ対象価格500円で、配信コストを差し引かない単純な試算なら175円です。ただし、この二つの数字を比べて、誰でも348.6円を選べると考えるのではなく、その本が70%の条件を満たすかを先に確認してください。

出典:KDP公式「電子書籍の価格設定」(2026年10月19日確認)。

配信コストは、原稿のファイルサイズと販売先の扱いも関わります。日本では大きなファイルに対する例外もあるため、「画像を増やすほど、必ず同じ割合で印税が減る」と単純化しないようにします。自分で作ったデータの容量だけでなく、KDPが示す情報と公式条件を見ます。

図や写真を減らす場合も、読者に必要な情報を失わないことが大切です。小さく圧縮しすぎて読めなくなるなら、本の価値を下げてしまいます。内容と見え方を保ちながら、不要な重複画像などを整理する方法を考えましょう。

画像や表がある原稿を提出する前には、

Kindle出版前のプレビュー確認で、スマホ相当の画面でも読めるかを見ておきましょう。収益の計算と、読者へ伝わる見え方の両方を確認します。

KDPセレクトは、他の配信先との関係も見て決めます

読者さん

70%にしたいので、Koboでも売りながらセレクトに入ってよいですか?

むねさんの梟アイコン
むねさん

KDPセレクトには電子書籍の独占販売の条件があります。同じ電子書籍を他の場所へ配信している場合は、登録前に現在の条件と配信状況を確認しましょう。紙や音声など、別の形式とは分けて考えます。

KDPセレクトは90日間の無料プログラムで、登録したKindle本はKindle Unlimitedに追加されます。ただし、電子書籍の配信先に関する条件があるため、単に率が上がる追加ボタンとして扱わないほうがよいです。

楽天Kobo、自分のサイト、配布しているファイルなど、同じ電子書籍がどこから入手できるかを整理しておきます。公式の登録案内には例外やサンプルの扱いもありますが、自分に都合よく広げて解釈せず、迷う部分はKDPへ確認してください。

自動更新の設定も確認します。更新を止めることと、現在の参加期間がその場で終わることは同じではありません。他のストアへ配信する日を決めるなら、現在の登録期間の終了日を見てから予定を組みます。

出典:KDP公式「KDP セレクト」(2026年10月19日確認)。

出典:KDP公式「KDP セレクトへの登録方法」(2026年10月19日確認)。

Kindle Unlimitedの収益と、販売の印税は別に見ます

Kindle Unlimitedで読まれた場合の収益は、一冊売れた価格へ70%を掛けるものとは別です。既読KENPなどを確認し、ロイヤリティの見積りと確定した明細を分けて見ます。

KENPを、そのまま購入者の人数や、印刷した本のページ数と同じ意味で数えないようにしましょう。また、読み放題に入れたら必ず一定額が入る、という仕組みでもありません。読まれた量や、その月の条件に応じて確認します。

出典:KDP公式「ロイヤリティの見積りツール」(2026年10月19日確認)。

注文数と既読ページ、見積りと入金の違いは、KDPレポートの見方で詳しく整理しました。数字が合わないときは、まず同じ本・同じ期間・同じ販売先を見ているか確かめてください。

新しい本を出した直後の一日だけを見て、向いていないと決める必要はないと思います。何を告知し、どの内容を見直したかを、対象期間と一緒に残しておくと、次の作業を考える材料になります。

ただ、レポートだけで読者の気持ちや、売れた経路のすべてが分かるわけではありません。「紹介文を変えたら売れたから、必ずそれが原因」と断定せず、自分が変えたことを記録しながら、次に直す箇所を一つ選んでみましょう。

出版の費用と、かけた時間も一緒に考えます

KDPで登録するための費用と、原稿や表紙を作るための費用は分けます。自分で準備できる範囲が多ければ外注費は抑えられますが、誰でも作業時間までゼロになるわけではありません。

原稿の執筆、取材、資料、表紙、推敲、データ作成、公開後の修正など、必要な作業を並べてみてください。費用をかける場合は、何が納品されるか、どこまで修正できるかを先に確認します。

作業自分で進める場合依頼を考える場合
企画・目次誰に何を届けるかを決める読者像や構成案の成果物を確認
本文執筆と事実確認の時間を確保代筆・推敲・校正の範囲を分ける
表紙・図素材と利用条件を確認形式、納品データ、修正回数を確認
登録・表示確認公式手順とプレビューで点検本人が行う操作と支援範囲を確認

表紙を自分で作る方は、制作環境も予算に入れます。以前から紹介している

Canvaの案内を見る(広告)こともできますが、有料機能や素材の利用条件は、必要なものを決めてから公式画面で確認してください。ツールを契約したことと、表紙が完成することは別なので、使う機能を先に絞ると選びやすくなります。

制作費を回収できるか考えるときも、売れる冊数は仮定として置きます。例えば制作費が1万円、仮の一冊あたり受取額が300円なら、単純な計算では34冊で制作費を上回ります。ただし、300円も34冊も説明用の仮定で、販売見込みや税引き後の利益ではありません。

特定の人の成功額を、そのまま自分の見込みへ置き換えないことも大切です。まずは自分の一冊に必要な作業と費用を出し、無理なく続けられる範囲を決めていきましょう。

いまの一冊で確認する、5つの手順

01

対象の形式と販売先を決める

この記事の条件は電子書籍を中心にしています。紙の本や別のストアの条件と混ぜず、どの読者への販売を考えるかを整理します。

02

価格と印税の適用条件を照合する

最新の価格表、地域、KDPセレクトなどを確認します。70%を選んだことだけで、全販売が同じ率になると考えないようにします。

03

原稿と費用を整理する

本文、表紙、素材、外注する作業、使える時間を書きます。割合だけでなく、実際にかかる負担も一緒に考えます。

04

申請前の表示と設定を確認する

表紙、著者名、原稿、価格、権利、プレビューを点検します。保存しただけで提出を終えていないかも確認してください。

05

公開後にレポートを読む

販売の印税、KUの既読分、支払いの対象期間を分けます。反映や入金までの時間も公式案内で確認します。

僕が最初にセルフ出版したときは、Pagesで原稿を作り、表紙をお願いして出版しました。そのときの記録は

初めてKindleで出版した話に残しています。当時の価格や操作を今の条件と同じに扱うことはできませんが、書きたいことを一冊にする最初の一歩は、今も大切だと思っています。

まだ原稿が完成していなくても、誰に向けて書くか、どこまで自分で進めるかを決めるところから始められます。印税の条件を確認したら、次は読者に届ける中身へ戻って、一章ずつ整えてみてください。

手続き全体はKindle出版の始め方へ。学びながら自分で進めたい方は講座の内容と支援範囲もご覧ください。

印税の設定でよくある質問

70%に設定すれば、売価の70%が入りますか?

適用条件、税、配信コストなどを分けて確認します。販売先や価格調整によっても扱いが変わるので、設定した率だけで受取額を決めないようにしましょう。

制作費をかければ、その分売れますか?

制作費と販売数は別です。表紙や校正を依頼する場合も、何を改善する費用なのかを決め、売上がなくても無理のない予算で検討してください。

他のストアでも売りたい場合は?

KDPセレクトの独占販売条件と現在の参加期間を確認します。電子書籍と紙・音声を区別し、更新を止める操作だけで参加中の条件が終わるとは考えないようにします。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です