Mblog Written by Mune

【簡単解決】Amazon KDPよりお客様の本に関しての対応依頼

Kindle出版 電子書籍出版

なんかやばそうな通知がAmazonから来た…
Kindleの審査落ちってなに?
Kindleで出版しただけなのに。どうすれば解決できるの?

こういった疑問に回答していきます。

この記事を書いている僕は、

  • 1年間で30冊Kindle出版しました
  • Amazonランキング6冠1位を獲得
  • 50冊以上出版のプロデュースをしています

普段通りKindle出版していると、ある日Amazonから変な通知が来た…
この記事の読者はそういった方が多いのではないでしょうか?
僕もこの通知が来たときは、めちゃくちゃ焦りました。

何か悪いことしたのかな...
KDPのアカウントが停止されるのかな...

上記のように考えてしまいますよね。Amazonで商品の販売経験がある方は特にお分かりかと思います。
せっかく、苦労してキンドル本の原稿を書いたのに、審査落ちするのはツラいですよね?
Kindle本の出版はインターネット上のコンテンツとカブっていると、審査落ちする可能性があります。

結論から言うと、自分(他人の)の書いているブログ記事が原因だと考えられます。そのため、ブログを非公開にして再出版の申請をしましょう。

早速、詳しい内容を解説していきます。

KDP審査落ちとは

審査落ちとは何かというと、Amazonの出版要件を満たしておらず、審査に通らなかったことを指しています。つまり、

すでにネット上で無料公開されているので、
誰に権利があるかわからないし、本にする必要がありますか?

ということをAmazonは(明確にはしていないですが)述べているわけです。

ちなみにこれは、AmazonのAIが判断していると言われています。かなり精度が高いですよね。

Kindle本の審査が落ちると下記のような連絡がメールアドレス宛に届きます。

全文を掲載しておきます。

Kindle ダイレクト・パブリッシングをご利用いただきありがとうございます。

審査の結果、お客様は、以下の本の出版に関して必要な権利をお持ちでない可能性があるコンテンツが含まれていることがわかりました。お客様の作品の一部またはすべてのコンテンツは、インターネット上で無料公開されています。

「作品名」  (AUTHOR)著 (ID: 11111111)
この本を出版するには、以下のいずれかの対応行ってください。

オプション 1: お客様がこの本の出版に関して必要な権利をお持ちである場合は、ご自身の権利を証明するために本を再提出してください。

本を再提出するには、次の操作を行います。
1.「本棚」にアクセスします。
2.更新する本の横にある「アクション」の省略記号 (...) ボタンをクリックします。
3.「詳細の編集」を選択します。 「詳細」ページが表示されます。
4.必要に応じて詳細情報を編集します
5.「保存して続行」をクリックします。 「コンテンツ」ページが表示されます。
6.「保存して続行」をクリックします。 「価格設定」ページが表示されます。
7.このページの下部にある「出版」ボタンをクリックします。

オプション 2: コンテンツがパブリックドメインで公開されている場合は、お客様の作品が Amazon の要件を満たしていることが必要になります。以下の情報を確認できる URL を添えて、このメールに返信してください。

1.オリジナル作品の初版の出版日
2.著者の全員の名前と各死亡日
3.この本が翻訳されたものである場合は、翻訳者全員の名前と死亡日、その翻訳版の初版の出版日

パブリックドメイン コンテンツの出版について詳しくは、以下のヘルプ ページをご覧ください。
https://kdp.amazon.co.jp/help/topic/G200743940

10 日以内にご対応いただけない場合、本は Amazon で販売できなくなります。

ご不明な点がある場合や、このメッセージの内容が間違いであると思われる場合は、このメールに返信してください。

お客様により満足していただけるサービスをご提供できるように努めてまいります。 今後とも KDP をよろしくお願いいたします。

上記の内容です。こういったメールが来ても焦らずに対処していきましょう。まだまだ審査通過の余地があります。

KDP審査落ちの対象

Amazonのページにて一応解説がありますが、ちんぷんかんぷん。

KDPより引用

読んでてもよくわからないですが、大事そうなのは下記です。

本に独自性を持たせる方法はこれ以外にも考えられますが、Amazon では、上記の要件を満たすパブリックドメインの本にのみ独自性を認めます。以下のような要素は、独自性があるとは認められません。

リンクされた目次
書式設定の改善
コレクション
ランキング
価格
インターネットで自由に入手できるコンテンツ

その中でも特に、「インターネットで自由に入手できるコンテンツ」この場合、独自性が認められないので、審査に落ちたということになります。

どんな本が対象?

今のところ僕が把握している範囲で、

  1. Kindle本
  2. ペーパーバック本
  3. インディーズ漫画

上記の3つが、審査落ちする人もいるそうです。他にもネットで無料公開されているものを本にする場合、該当しそうです。

僕は電子書籍は50冊以上あるのですが、2件審査落ちの連絡がありました。
ペーパーバックで出版する際に3冊査審査落ちの連絡がありました。

ただ、すべて審査を通過し、出版に至っています。

特別難しいことをする必要はありません。

審査落ちの対処方法

実際にどのように対処すれば審査が通るのでしょうか?

オプション 1: お客様がこの本の出版に関して必要な権利をお持ちである場合は、ご自身の権利を証明するために本を再提出してください。 本を再提出するには、次の操作を行います。

1.「本棚」にアクセスします。
2.更新する本の横にある「アクション」の省略記号 (…) ボタンをクリックします。
3.「詳細の編集」を選択します。 「詳細」ページが表示されます。
4.必要に応じて詳細情報を編集します
5.「保存して続行」をクリックします。 「コンテンツ」ページが表示されます。
6.「保存して続行」をクリックします。 「価格設定」ページが表示されます。
7.このページの下部にある「出版」ボタンをクリックします。

オプション 2: コンテンツがパブリックドメインで公開されている場合は、お客様の作品が Amazon の要件を満たしていることが必要になります。以下の情報を確認できる URL を添えて、このメールに返信してください。

1.オリジナル作品の初版の出版日
2.著者の全員の名前と各死亡日
3.この本が翻訳されたものである場合は、翻訳者全員の名前と死亡日、その翻訳版の初版の出版日

上記を見ると、オプション1か2で回答していくとわかります。具体的な方法は2つです。

  1. ブログなどの無料掲載している記事を非公開にする
  2. パブリックドメインコンテンツの著作権を証明する

1についてはイメージつくかもですが、2については「?」ですよね。詳細を見ていきましょう。

①対象記事を非公開に

記事をネット上から消す

Kindle本とブログ記事がカブっていたとすれば、記事を削除もしくは非公開状態にする必要があります。これはメールにもありましたオプション1での対応になります。

ブログ以外にも、アメーバブログ、noteやBrainなど、無料で掲載しているものも非公開にする必要があります。

KindleではKDPセレクトと呼ばれる独占契約があり、KDPセレクトに登録していると、審査落ちの対象となるのではないでしょうか。

再申請

続いてメールにあったオプション1の対応をしていきます。

オプション 1: お客様がこの本の出版に関して必要な権利をお持ちである場合は、ご自身の権利を証明するために本を再提出してください。 本を再提出するには、次の操作を行います。

1.「本棚」にアクセスします。
2.更新する本の横にある「アクション」の省略記号 (…) ボタンをクリックします。
3.「詳細の編集」を選択します。 「詳細」ページが表示されます。
4.必要に応じて詳細情報を編集します
5.「保存して続行」をクリックします。 「コンテンツ」ページが表示されます。
6.「保存して続行」をクリックします。 「価格設定」ページが表示されます。
7.このページの下部にある「出版」ボタンをクリックします。

記事を非公開にしたら、再度KDPの管理画面に移動します。そして、出版したいKindle本の『詳細情報』もしくは表紙カバーを選択します。すると、詳細ページが表示されるので、『価格設定』ページの【出版】をクリックすれば、再出版の手続きがされます。

期日があるので注意

注意しなくてはいけないのが、メールが届いてから10日以内に修正しないといけません。もし、10日以内に対応しないと、Kindle本が販売停止になります。そのため、必ず早めに修正対応するようにしてください(僕は毎回10日以内でしたが、5日以内の人もいるようです)

なぜか、出版したいKindle本の『詳細情報』をクリックできないようになっているときがあるので、その際はAmazonにその旨を連絡する必要があります。

②パブリックドメインの著作権を証明する

そもそもメールを見た時に、パブリックドメインってなに? と思われますよね。

ウィキペディア(Wikipedia)によりますと、

パブリックドメイン(public domain)とは、著作物発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない状態または消滅した状態のことをいう。日本語訳として公有という語が使われることがある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こう記載があります。

つまりAmazonが言いたいことは、

無料ブログなどですでにネット上に記事があるものは、「あなたの著作物ですか?」と聞いているわけです。

今回はオプション2で対応していくことになります。

僕は5回ともこのオプション2で対応し、審査を通過しました。というのも、今後も自分のパブリックコンテンツを使い出版することもあると思ったので、証明しておこうと思ったからです。

今後はパブリックコンテンツ使わないよ〜という方は、①の記事の非公開で対応でOKです。

次は下記の質問をAmazonに回答していきます。

オプション 2: コンテンツがパブリックドメインで公開されている場合は、お客様の作品が Amazon の要件を満たしていることが必要になります。以下の情報を確認できる URL を添えて、このメールに返信してください。

1.オリジナル作品の初版の出版日
2.著者の全員の名前と各死亡日
3.この本が翻訳されたものである場合は、翻訳者全員の名前と死亡日、その翻訳版の初版の出版日

他人のコンテンツや盗作などをおこなった場合はこの証明ができないですが、自分のコンテンツであれば証明できますよね。

証明は、比較的簡単です。

僕が実際に返信したメールを載せておきます。

いつもお世話になっております。オプションに2にて回答いたします。

1.オリジナル作品の初版の出版日
2020/3/31

2.著者の全員の名前と各死亡日
著者名:〇〇

3.この本が翻訳されたものである場合は、翻訳者全員の名前と死亡日、その翻訳版の初版の出版日
翻訳本ではありません

上記のメールを送るだけです。
できれば執筆に使った該当記事のURLも付けた方が信憑性は高いかもです。

再審査の結果

すると、翌日返信が来ました。

審査に関しての返答はなく、販売連絡のみです。なんか冷たいですが、まあ出版されたからOKか。

ということで、あっさり審査は通ります。

焦らず、しっかり対処していきましょう!

まとめ

以上が、Kindle出版での審査落ちの対処法になります。

特段難しいことはないですね。

Kindle本の出版で審査落ちした人は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。

それでは、また。

error: Content is protected !!