Kindle無料キャンペーンのやり方|設定条件・開始時間・告知と終了後の確認
KINDLE / 出版準備
無料にする前と、
終わったあとまで。
日程を入れるだけでなく、読者へ何を伝え、何を確認するかを先に決めておきましょう。
Kindle本を期間限定で無料にしたいです。価格を0円へ変更すればよいですか?
通常の希望小売価格を0円にする操作ではありません。KDPセレクトへ登録した本で、無料キャンペーンの条件と日程を確認します。設定した日付だけで告知せず、実際の商品ページの無料表示まで見てから案内しましょう。
Kindle本の無料キャンペーンは、KDPセレクトへ登録して販売を開始した電子書籍を、期間限定で無料提供する機能です。90日間の登録期間につき最大5日間という枠があります。無料配布の件数は、有料販売の件数や販売ロイヤリティとは分けて確認します。
このページは、読む側の無料本の探し方ではなく、著者としてキャンペーンを準備する方向けです。出版費用を抑えること、Kindle Unlimitedで読むこと、一冊を期間限定で無料提供することも、同じ意味ではありません。
出典:KDP公式「本の無料キャンペーン」(2026年10月20日確認)。実際の作業時は最新の公式画面もご確認ください。
僕も、配達の困りごとを扱った本を無料で届けたときのことを、ブログで紹介しています。ただ、無料で手に取られた数を、そのまま有料の売上や読了の証拠にはできません。今回は、やるかどうかの判断、設定、告知、終了後の整理まで、作業として確かめられる形で書いていきます。
この記事の目次
無料出版・無料キャンペーン・読み放題の違い
| 言葉 | 何を指すか | 著者が確認すること |
|---|---|---|
| 費用を抑えて出版 | 制作や申請にかかる費用の話 | 素材・外注など、自分に必要な費用 |
| 本の無料キャンペーン | 対象の電子書籍を期間限定で無料提供 | 参加条件、日程、実際の価格表示 |
| Kindle Unlimited | 会員が対象の本を読むサービス | 著者側の登録と、既読ページの指標 |
| 通常の販売 | 一冊の電子書籍を購入してもらう | 販売価格とロイヤリティの条件 |
キャンペーンの案内では、どの意味の「無料」かを明確にします。読者にとって、会員向けの読み放題と、会員登録とは別の無料購入では、押すボタンや判断が違うことがあります。「無料で読めます」とだけ書かず、どの提供方法を案内するかを揃えましょう。
本を作る段階の費用を知りたい方は、Kindle出版の全体の準備へ。読み放題への参加を検討している方は、KDPセレクトとKindle Unlimitedの違いを先に確認すると、今回の機能を分けて考えやすくなります。
設定前に、対象の本と公開先を確認する
キャンペーンのためにKDPセレクトへ参加するなら、機能だけを見てチェックを入れないようにします。セレクトには、登録期間中の電子書籍の独占条件があります。同じ内容を別の電子書籍ストアや自分のサイトで公開している場合は、参加要件と照合する必要があります。
出典:KDP公式「KDPセレクトへの登録方法・要件」(2026年10月20日確認)。実際の作業時は最新の公式画面もご確認ください。
まずは、対象の題名とASIN、登録状態、今の期間、他の公開先をメモにします。複数の本を出している方は、似た題名の別の本を選んでいないかも見てください。紙の本と電子書籍の情報を混ぜず、今回どの形式で無料提供するかを確かめます。
参加条件の確認は、すぐに全てのブログ記事を削除するための作業ではありません。どの内容がどこへ出ているかを整理してから、公式条件と比べます。登録期間を終えたい場合も、自動更新を止めることと現在の期間が終了することは別なので、実際の表示から予定を決めましょう。
無料にすれば多くの方に届きそうです。どの本でも試してみたほうがよいですか?
まず、その一冊を誰へ届けたいかを考えてみましょう。原稿や紹介文がまだ整理できていないなら、先に直す選択もあります。告知の準備ができているか、終了後に何を確認するかまで決めてからでも遅くありません。
例えば、原稿を改訂した直後なら、更新した版と商品ページの内容がそろっているかを先に見ます。中身の修正とキャンペーンの日程を同時に動かしすぎると、どの状態を案内したかが分かりづらくなります。準備が足りなければ、日程を急いで決めないようにしましょう。
無料キャンペーンを準備する五つの手順
対象と参加状態を確認する
本棚で対象のKindle本を特定し、販売状態とKDPセレクトの登録期間を確認します。他の公開先との条件もここで整理します。
日程と確認担当を決める
開始前の準備、開始後の価格確認、終了後の告知修正まで予定に入れます。日本時間だけの思い込みで日付を決めないようにします。
KDPでキャンペーンを保存する
マーケティングから価格キャンペーンの無料提供を選び、対象の本と日程を確認して保存します。実際の画面の文言や選択肢に従ってください。
保存した内容を読み返す
対象の本、開始・終了、利用する日数を見ます。告知用の文章も下書きにしておき、開始後に実際の無料表示と合わせます。
開始・終了後の状態を確認する
開始後は無料購入の表示、終了後は案内と価格の状態を確認します。無料配布と有料販売は分けて記録し、次の改善点を選びましょう。
キャンペーンは、開始したい日の少なくとも前日までに設定する必要があります。残りの日数や、登録期間の終わりとの関係は、公式案内と対象の本の表示で確認します。保存ボタンを押したら作業完了と思わず、予定が正しく残ったかを見ておきましょう。
開始時間は、日本時間の午前0時だと思わない
KDPの無料キャンペーンは、太平洋時間を基準にした開始・終了の案内があります。日本で設定したから、日本の日付が変わった瞬間に無料になるとは考えないようにします。告知する日付と、管理画面で選んだ日付を一つのメモに整理してください。
出典:KDP公式「タイムライン・KDPセレクト」(2026年10月20日確認)。実際の作業時は最新の公式画面もご確認ください。
日本時間へ読み替えるときは、実施日の時差や夏時間の扱いも確認します。ここでは、年間を通じて必ず同じ時刻に始まるとは約束しません。公式案内には通常の目安がありますが、実際の反映が遅れる場合もあるため、時間が来たことだけを根拠に無料と告知しないほうが安心です。
予定表には「開始予定」と「無料表示を確認した時刻」を別々に書きます。終了についても、設定上の終わりと、読者が見るページの状態を分けます。一つの時刻へ全部をまとめないようにすると、後で問い合わせるときにも状況を説明しやすくなります。
告知文は、対象・内容・期間を短く正確に書く
無料という言葉だけを強くするより、誰に向けた本で何を扱うかを伝えます。価格が0円でも、読者には読む時間が必要です。役立つ場面が分かれば、自分に合う本かを選びやすくなります。
以下は架空の本の告知例です。実施済みのキャンペーンでも、僕の販売実績でもありません。ご自身の本へ使うときは、中身と、実際に確認した期間・販売先へ置き換えてください。
リンクは、読者が購入する対象の本へ直接たどれるものを使います。似た題名の紙の本や、別の商品を案内しないようにしてください。告知用の画像に期間を大きく入れる場合も、投稿本文へ同じ条件を残すと、画像を読めない方にも伝わります。
紹介文の言葉が決まらないなら、Kindle本の内容紹介の書き方で、対象と内容を整理してみてください。キャンペーンの告知と、本そのものの題名・説明欄のルールは別に確認します。期間限定の宣伝を登録欄へ何でも足す進め方にはしません。
レビューを、無料提供の条件にしない
感想を知りたい場合も、「レビューを書いたら無料」「高い評価を付けてくれた方へ特典」といった条件を付けないようにします。KDPは、本の無料・割引提供と、レビューを条件にしたり影響を与えたりすることを区別しています。星の数や肯定的な内容を指定する方向へ進めません。
出典:KDP公式「カスタマーレビュー・無料または割引価格での提供」(2026年10月20日確認)。実際の作業時は最新の公式画面もご確認ください。
キャンペーン後に感想が増えなくても、読まれていない、満足されていないと一つの原因へ決めないようにします。ダウンロード、読むこと、評価を書くことは違う行動です。読者の反応を作ったり、実際にはない相談事例を吹き出しへ入れたりする必要もありません。
僕が大切にしたいのは、本を選ぶ方が判断できる説明です。今回の無料提供で何を受け取れるかを正確に伝え、読むかどうかと感想の内容は読者に委ねます。期待しているレビュー数を、事前の実績のように書かないようにしましょう。
無料にならない・終了後も表示が違うときの確認順
日程を設定したのに、まだ価格が変わっていません。すぐに設定し直したほうがよいですか?
先に、対象の本、販売先、保存済みの日程、見ている時刻を確かめましょう。短い間に何度も設定を変えると、どの状態を確認したか分からなくなります。状況をメモして、公式のタイムラインや問い合わせ先と照合します。
| 困った状態 | まず見ること |
|---|---|
| 開始予定なのに有料表示 | 対象の本・形式・販売先・保存した日程・基準となる時刻 |
| キャンペーンが見つからない | 対象の本のキャンペーン一覧と、保存した内容 |
| 中止してもすぐ変わらない | 中止した時刻と、公式の反映目安 |
| 終了後の価格が想定と違う | 本来の希望小売価格と、実際の商品ページの価格 |
| 告知だけ無料のまま残る | ブログ・SNS・画像などの案内を修正できる場所 |
価格表示が想定と違っても、全てが無料キャンペーンの設定ミスとは限りません。KDPの希望小売価格と、Amazonが表示する販売価格が異なる場合もあるため、両方を分けて見ます。原因を決めつけず、公式の価格の案内を確認してください。
出典:KDP公式「価格に関するトラブルシューティング」(2026年10月20日確認)。実際の作業時は最新の公式画面もご確認ください。
問い合わせる場合は、題名・ASIN・販売先・設定した日程・確認日時・想定と違う表示をまとめます。スクショを添えるときは、個人情報や不要なアカウント情報を隠してください。読者から連絡が来た場合も、購入操作を急がせず、その時点の表示を確認する案内にします。
終了後は、無料配布と有料注文を分けて振り返る
KDPの注文レポートでは、本や販売先、期間に加えて、有料・無料で絞り込むことができます。今回のキャンペーンを振り返るなら、どの本のどの期間を見たかを揃え、無料配布数を通常の有料販売へ足して収益計算しないようにします。
出典:KDP公式「注文レポート」(2026年10月20日確認)。実際の作業時は最新の公式画面もご確認ください。
例えば、無料配布が20件、有料注文が2件という架空の表示があった場合、22冊すべてが同じ販売ロイヤリティを生んだとは考えません。既読ページや支払いも別の指標です。詳しい確認は、KDPレポートの見方へ。
告知を出した日と注文が増えた日が近くても、その注文が必ずその告知から来たとは限りません。実際に取れていないアクセス数や成約率を補わず、確認できた数字と、行った作業を並べます。次回は、紹介文を整える、対象読者の説明を明確にするなど、一つずつ改善点を選びましょう。
僕の配達の困りごとを扱った本の紹介には、無料ランキングを含む当時の記録があります。無料の順位を有料販売の順位へ置き換えず、現在の順位とも分けて見てください。同じキャンペーンをすれば同じ結果が出るという意味ではありません。
Kindle無料キャンペーンでよくある質問
無料で入手された本は、売上になりますか?
無料配布分に通常の販売ロイヤリティは発生しません。無料配布数、有料注文、既読ページ、ロイヤリティの明細を分けて確認します。
全ての日数を一度に使うべきですか?
日程の分け方は、対象の本の条件と目的、準備状況で考えます。使い切ることを目的にせず、告知や終了後の確認まで対応できる予定を選びましょう。
無料で配る数だけを見ずに、準備と終了後まで決めておきます。
その形が進めやすいと思います。誰へ届けたい本かを伝え、実際の表示を確かめて案内し、終わったら記録を残す。一冊ずつ、確認できる作業から進めてみてください。


