「ある日突然、アカウントが停止された」
これはUber Eats配達員の間では決して珍しい話ではありません。
僕のところにも、毎月のように「アカウントが止められてしまいました」という相談が届きます。
「理不尽だ」「納得できない」「心当たりがない」
という言葉です。
確かに、現場にいる配達員からすれば「なぜ自分がBANされたのか」が分からないことが多い。
でも、その裏には必ず Uber Eatsの規約 が存在します。
AIによる自動検知やユーザーからの通報などがきっかけになり、規約違反と判断されてアカウントが止まってしまう。
この記事では、2025年6月に改定された最新規約を踏まえながら、垢BAN防止のために理解しておくべきルールと防衛策 を解説します。
「知らなかった」では済まされない世界です。
しっかり理解して、理不尽なBANから自分を守りましょう。
① Uber Eatsの規約は“配達員の契約書”
まず大前提として、僕ら配達員は「Uberと契約して仕事をしている立場」です。
正社員でもアルバイトでもない。個人事業主としてUberのプラットフォームを利用している。
つまり、雇用契約ではなく「利用規約」に基づいて働いている。
だからこそ、規約がすべての基準になります。
2025年6月に公開された最新版の契約文書では、特に以下が明確に記されています。
- 登録情報が正確であること（虚偽や他人の情報使用は禁止）
- アカウントを第三者と共有しないこと
- 重複アカウントを作成しないこと
- 不正なアプリや位置情報操作を行わないこと
これらは「当たり前」のように聞こえるかもしれませんが、実際の停止理由の多くはこの項目に関わっています。
② 最近の規約改定ポイント
Uber Eatsの規約は年に数回のペースで更新されています。
2025年に注目すべき改定点は以下です。
1. 登録情報の厳格化
名前や本人確認書類が一致していないと、アカウントが無効化される可能性が高まった。
芸名や通称での登録は完全にNG。
2. 複数アカウントの禁止を再確認
複数端末や複数アカウントで稼働するケースが問題視され、禁止が改めて明記。
システムで検知されれば一発アウトのリスク。
3. キャンセル率の扱い
公式ヘルプにもある通り、キャンセル率が平均より著しく高い場合はアカウント停止の対象になり得ると明示されています。
「サポート了承でキャンセルしたから安心」と思っても、結果としてキャンセル率や案件の評価に影響が出ることは十分あり得ます。
→ つまり、サポートの案内＝免責ではない ということ。
ここを誤解している配達員は多いので要注意です。
③ 垢BANになりやすい“グレーゾーン行為”
明確な規約違反でなくても、処分対象になるケースがあります。
1. サポート了承後のキャンセル
サポートに確認して手続きをしたつもりでも、キャンセル率が高ければ停止のリスクは残る。
スクショなど記録を残さないと「証拠なし」で配達員が不利になることも。
2. 小さな違反の積み重ね
- 無断キャンセルが続く
- 顧客評価が低いまま放置
- 遅延や雑な対応が目立つ
こうした行動は「傾向」としてAIに検知され、停止につながる。
3. 記録不足による不利
「サポートに電話した」だけでは証拠にならない。
文字や画像で残していないと、後で主張が通りにくい。
④ 防衛策：規約理解をどう活かすか
では、どうすれば防げるのか？
僕が実際に相談を受けてきた経験からまとめると、以下の対策が効果的です。
1. 証拠を残す
- サポートとのやり取りはスクショ
- 顧客とのチャットも保存
- トラブル時は写真を撮る
→ 「規約違反ではない」と証明する武器になる。
2. グレー行動を避ける
- タイマー廃棄を安易に使わない
- 顧客連絡が取れないときも必ず記録
→ 「仕方なかった」では済まないのが現実。
3. 規約を自分の言葉で説明できるようにする
「私は規約のこの部分に基づいて対応した」と主張できると強い。
感情論ではなく、根拠を持って説明すること。
4. 定期的に規約をチェックする
規約は頻繁に変わるので、最新情報を確認する習慣をつける。
⑤ 規約は“盾”にもなる
多くの配達員が「規約＝縛り」と感じています。
でも実は、規約は僕らを守る“盾”にもなります。
例えば、
- 顧客が理不尽な要求をしてきた場合
- サポート対応が食い違った場合
こうしたときに「規約に書いてある通り、私は正しく行動しました」と言えることが復活のカギになります。
感情論で「納得できない！」と訴えるよりも、規約を根拠に「私は違反していない」と示す方が、はるかに復活率は高いんです。
⑥ まとめ
Uber Eatsの垢BANは突然やってきます。
そして多くの場合、配達員からすると「理不尽」に見える。
でもUber側から見れば「規約に基づいて判断した」だけ。
だからこそ僕らができる最大の防衛策は、規約を理解して行動することです。
- 最新の規約改定を押さえる
- グレーな行動を避ける
- 証拠を残して自己防衛する
- BAN時は規約を根拠に反論する
これを徹底するだけで、垢BANリスクを大きく下げられます。
僕も相談を受けてきた中で、復活できた人に共通しているのは「規約を武器にできた人」でした。
今日からぜひ、規約をただ読むのではなく、自分の言葉で説明できるレベルまで理解しておきましょう。
それが配達員にとっての最大の防御策になります。
※本記事は2025年8月25日時点の情報です。最新の規約・ガイドラインは必ず公式をご確認ください。
- [Uber Eats 配達パートナー契約（2025年6月改定）]
- [契約本文（虚偽情報・複数アカウント禁止条項）]
- [コミュニティガイドライン：不正行為の例]
- [アカウント停止とレビュー（異議申立て）]
- [キャンセル率に関するポリシー]
もし「この記事だけじゃ不安…」と思ったら
今回の内容を読んで、
- 「本当にこの対応で大丈夫かな？」
- 「自分のケースだとどう回答すればいいんだろう？」
- 「次の一手をもっと丁寧に教えてほしい」
と思われた方は、ぜひ 「配達員の駆け込み寺」メンバーシップ をご活用ください。
こちらでは、Uber Eatsやアマフレのアカウント停止に直面した際、どう問い合わせればいいのか、どの規約条文を引用すべきか、実際の復旧経験に基づいて個別の相談アドバイスが受けられます。
- 規約の読み解き方に不安がある
- 問い合わせ／異議申し立て文の書き方を相談したい
- 再発防止のための現場ノウハウが知りたい
こんな悩みがある方には特におすすめです。
垢BANや問い合わせ対応で困ったら、“駆け込み寺”に駆け込む感覚でご利用ください。あなたの味方になります。
メンバーシップへの詳しい内容・登録方法はこちら ⇒ 配達員の駆け込み寺｜アマフレ・Uber・軽貨物サポート
次の記事はこちら → Uberで垢BANしたらどうする？
