Amazonフレックスの「不在回り」とは?正しい対応方法と注意点を現役ドライバーが解説
こんにちは、むねさんです。
Amazon Flexで配達をしていると、必ずぶつかるのが「不在回り」。
「お客さんがいない」「置き配不可」「時間指定がある」
そんなとき、どう動けばいいのか迷いますよね。
不在回りの処理を間違えると、
最悪、アカウントの評価低下や垢BANにもつながることがあります。
この記事では、現場経験とサポートへの実際の確認をもとに、
不在時の正しい処理方法・再配達ルール・避けるべき行動をまとめました。

不在回りとは?(Amazon独自の再配達ルール)
Amazon Flexでは、配達先にお客様がいない場合に、
荷物を「持ち戻り」または「再配達」扱いにすることを「不在」と呼びます。
他の荷物の配達後、「不在」のお客様を再度訪問することを「不在周り」「2度回り」と呼びます。
他社(ヤマトや佐川など)のような再配達受付ではなく、
Amazonドライバー自身が判断して行動する仕組みになっています。
つまり、ドライバーの判断力が問われる重要なポイント。
誤った対応をすると、翌日「配送品質が基準を下回っています」と通知が来るケースもあります。
不在になったときにやるべき3ステップ
① 置き配指定があるか確認する
まずはアプリの配達画面で「置き配指定」があるかチェック。
指定があれば、玄関前・宅配ボックスなど、指示通りに置けばOKです。
ただし、「置き配不可」になっている場合や、
集合住宅で安全が確認できない場合は、必ず次のステップへ。
② 2回チャイム+サポート連絡
不在時は、2回チャイムを鳴らす+不在票投函が基本。
それでも出てこない場合は、アプリのサポートチャットから報告します。
例文:
「お客様不在のため、置き配不可・持ち戻り対応希望です。」
この時点で、Amazon側に「不在記録」が残ります。
無理に置いていったり、勝手にポスト投函すると、後からクレーム→ペナルティにつながります。
③ ステーションへ「持ち戻り」
配達終了後、不在荷物は必ず当日中にステーションへ返却します。
翌日持ち越しはNG。これもAmazonのシステム規約で定められています。
返却時は担当スタッフに「不在持ち戻り」と伝え、
スキャン確認をしてもらうことを忘れずに。
スキャンを忘れると、「未配完」扱いになることがあります。

不在回りの正しい判断基準
Amazonの公式には明確な基準がないため、現場判断が必要です。
僕の経験から、次のように考えるのがベストです。
状況 | 対応 | 備考 |
---|---|---|
置き配OK | 指定場所に置いて完了 | 撮影を忘れずに |
置き配不可+不在 | サポート連絡→持ち戻り | 勝手置きはNG |
お客様が「今帰る」 | 5分待機 | 無理な延長待ちは不要 |
インターフォンに出ない | 不在として処理 | ピンポン2回+記録必須+不在票投函 |
再配達依頼が来た | 新オファー扱い | 基本は別ブロック扱い |
不在回りのとき「やってはいけない」行動
不在回りを減らすコツ(現場で効いた実践法)
1. 時間指定の荷物を先に確認
配達リストに「時間指定」がある場合、先に別ルートを調整して、
指定時間に間に合うように動くのがポイント。
アプリ内で並び替えができるので、最初に整理しておくとミスが激減します。
2. 不在率の高いエリアを把握する
地域によって不在率が高い場所は決まっています。
経験的には「マンション」「住宅密集地」「郊外の一軒家エリア」で不在が多い。
僕のやり方としては、不在が多い住所はメモしておく。
次回のブロックで避ける or 時間帯をずらすと、不在回りの効率が上がります。
3. サポートへの報告文をテンプレ化する
毎回文章を打つのは大変なので、定型文をスマホメモに保存しておくと時短になります。
例:
「置き配不可・お客様不在・安全確認済みのため持ち戻り対応します。」
この一文を送っておくだけで、
後から「連絡していない」と言われるリスクを防げます。

不在回りが多いとペナルティになるのか?
結論から言うと、不在回り自体はペナルティになりません。
しかし、処理を誤ると「配達品質スコア低下」として記録されます。
具体的には、
- 未配完(システム上エラー)
- 置き配トラブル(顧客クレーム)
- 持ち戻り遅延(返却忘れ)
これらが積み重なると、「低品質ドライバー」扱いになり、
ブロックが減ったりすることがあります。
つまり、不在回りを「正確に処理できるか」が重要なんです。
不在回り後にやるべきフォロー
実際にあった“不在処理ミス”の事例
- 事例①:置き配不可なのに玄関前に置いた
→ 翌日にクレーム入り→停止警告。 - 事例②:荷物を忘れて翌日返却
→ ステーション報告で「持ち戻り遅延」扱い。 - 事例③:サポート報告なしで返却
→ 「未配完」として処理、スコアダウン。
いずれも“悪気なし”の行動が原因。
だからこそ、小さなミスを防ぐ習慣化が大事です。
まとめ:不在回りは「慎重にやれば怖くない」
Amazonフレックスの不在回りは、
慣れないうちはややこしく感じるかもしれませんが、
正しい手順を守ればリスクはゼロにできます。
・サポート連絡を必ず入れる
・その日のうちに返却する
・不在件数を記録する
この3つを徹底すれば、不在処理でBANされることはまずありません。
不在回りは「クレームになりやすい項目」でもありますが、
同時に、信頼を積み上げるチャンスでもあります。
わからない点やトラブルがあれば、気軽に相談してください。
現場での経験を踏まえて、個別にアドバイスできます。